こんにちは橋本翔太です。
関東ではやっと梅雨が明けました。久しぶりの日差しを浴びて、こんな状況下でも夏がくるんだなぁと思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
私は作品の制作や、自分の勉強に追われています。皆さんはどんなことをして、過ごしていますか
今日は投影の中でも特に人間関係に影響及ぼす親の投影について説明していきます。
目次
●怖い上司と怖いお父さん
会社勤めをしていて、誰もが1度は経験あるのが上司とのトラブルではないでしょうか。特に威圧的で、こちらの話を聞かず、ワンマンな上司に、ストレスを抱えて嫌になってしまったり、
あるいは全く仕事のできない上司の下について、上司の尻拭いをするような目に合わされ、それでもいつもヘラヘラとしている、そんな上司に嫌気がさして、毎日イライラしている方もいるかもしれません。
明らかに相手が悪い場合もあります。しかし、似たような人に、似たような上司に特にあなたが反応している場合、それは親の投影が起きているかもしれません。
例えば威圧的で圧迫感があり、きつい言い方をして、時に暴力を振るうような父親思っている事は、同じく年上で、威圧的で、圧迫感があるような男性に対して、強い嫌悪感や恐怖を抱く場合があります。
実際にその上司に八つ当たりされたりきつい言葉を言われたり、目の前で大きな音を立てられたり攻撃される場合は当然そのような感覚を感じるでしょうが、
実際にその上司からものすごくきつく言われたわけでもないのに、その上司の雰囲気や、いつも不機嫌な感じ、あるいは大きな体の様子、など、実際あなたが実在を加えられたわけではないのに、強く相手に反応してしまう。そんな場合はその男性上司にお父さんを投影している可能性があります。
どういうことかというと、あなたにフィルターがかかっていて、男性上司の中に、あなたのお父さんを見出して男性上司そのものだけではなく、お父さんに感じていた感情感覚を投影してしまっているのです。
●心は抑圧した感覚を投影する。投影は心の防衛機能。
投影は心の防衛機能であり抑圧した感情や感覚を自分で感じないようにするための、自分の身を守るための心の機能です。
投影は良い場合に働くこともあるのですが、悪い方向に働いてしまうと、例えば今回のケースの場合、子供の頃のお父さんとの関係性で、本当はお父さんに言いたかった怒りや苛立ち、お父さんに対して感じていた恐怖や、悲しみ、等を実際のお父さんに伝えたら、お父さんに何をされるかわからない、家にいられないかもしれない、
そんな恐怖から自分の気持ちを抑圧してしまい、実際にお父さんに自分の気持ちを伝えたこともなく、自分で自分の気持ちを飲み込み抑圧して、大人になった場合に、
目の前にお父さんはいないのに、お父さんに似たような感覚がする男性や、似たような日感覚がする相手に、(女性に投影する場合もあります)、抑圧していたお父さんへの思いが湧いてきてしまい、相手に何かされたわけではないのに、
相手のお父さんがしていたようなこと自分にしているような感覚が湧いてきて、お父さんに感じていた感情や感覚が沸き上がってきてしまい、様々な不快な感覚を感じてしまうと言う状態です。
●旦那や嫁彼氏や彼女に投影しあうトラブルの元
親の投影は近しい人ほど起こります。
自分の旦那にお父さんを投影する、
自分の嫁にお母さんを投影する、
自分の彼氏にお母さんを投影する
自分の彼女にお父さんを投影する
などのように、性別に関係なく、自分が抑圧してきた親との関係と親への感情感覚、そこに付随する様々な思いが湧いてきて、それを相手にぶつけてしまうということが起こりがちです。
●投影の悲劇は、真の相手を見ていないことにある。
投影の悲劇は、例えば旦那さんの空いてるのであれば、旦那さんの本来の姿、旦那さんそのものを見ているわけではなく、旦那さんの中に、勝手に自分の父親を見出して、旦那さんそのものではなく、
旦那さんとは関係ない父親への反応が起きてしまい、その結果怒りや不安や悲しみや、つまり旦那さんが原因ではない感覚感情までは空いてきてしまい、それがもとで人間関係が崩れていってしまうことです。
さらに刺激が進むと、奥さんに奥さんのお父さんを投影されたと旦那さんのほうは、
攻撃的な奥さんに対して、同じく口うるさかった母親を投影し、奥さんそのものではなく、自分の母親に感じていた、けれども抑圧してきた感情や感覚をぶつけてしまう、ということが起こります。
投影合戦が始まってしまうのです。
●最悪の投影合戦を避けるために
この最悪の状況を避けるために、そして自分自身が相手に投影を起こしていないかを自分で気づくために、どうしていったらいいか動画にまとめました。